子供の矯正治療

治療の流れ(子供の矯正治療)

お子さんを対象とする場合、あくまでもお子さんのすこやかな成長発育をうながすことが主体となるため、トータルの治療期間は長くなります。

ただし、その間ずっと装置を装着しているわけではありません。

▼STEP1:予防矯正
まず、第一段階として、歯が並ぶ土台となるあごの骨、お口のまわりの筋肉や舌などの歯をとりまく環境を整えることを目的として、装置を使った治療(予防矯正)を行います。

この治療は、あごの骨がまだ発育段階にあるお子さんだからこそできる治療です。家づくりにたとえるなら、「基礎」の部分にあたります。

ある程度成長発育の方向性が定まってきたら、装置をはずして経過観察を行います。

▼STEP2:本格矯正
その後、永久歯が生えそろった段階で、必要があれば再度装置(ワイヤー)による治療(本格矯正)を行います。

この段階の目的は、予防矯正の時期とは異なり、実際に歯を並べ、きれいな歯並びとよい咬み合せ、さらにバランスのとれた口元をつくることです。この頃になると歯並びやあごの大きさもほぼ定まってきます。同時に、歯並びに対する子供の意識も高くなり、治療がスムーズにすすむようになります。

このように、2回に分けて治療を行う二段階矯正がお子さんの矯正治療の特徴です。

治療の進め方

治療の進め方

初診相談(30〜60分)

患者さんの悩みや気になる点をうかがい、お口の中を拝見しながら、現在の状況、治療方法、治療開始時期、治療期間費用などについて、簡単にご説明します。

治療を開始することが決定したら、次に「精密検査」に移 ります。
なお、ご希望があれば、フッ素塗布(無料)を行っています。

精密検査(約60分)

矯正治療に先立って、以下の診断用資料をとります。

1)歯並びの模型 歯並びの模型
2)顔、全身の写真 顔・全身の写真
3)お口の中の写真 お口の中の写真
4)矯正用レントゲン
5)その他  
   

これらのデータをもとに分析を行い、3〜4週間後に「診断結果報告」となります。

診断結果報告(30〜60分)

診断結果と詳しい治療内容と料金についてご説明します。
ご本人やご家族の方と十分話し合い、了承が得られてから治療を開始します。

治療開始

治療方針に基づき治療を開始します。治療の進行状況は、コンピューターなどを利用しながらわかりやすく説明します。

 

1)予防矯正

予防矯正とは、

■歯を並べる土台となるあごの骨の幅・成長方向の調節
■奥歯や前歯の位置関係の改善
■歯の軸の調整
■今後予想される悪成長の抑制・改善
■舌・唇・頬の機能訓練

などを行う治療です。

これは成長発育期(特に混合歯列期=乳歯と永久歯の混在している時期)でなければできない治療です。

家づくりで例えるならば「基礎」にあたり、矯正治療終了後も長期間安定した咬み合わせを維持するためにも、大変重要な治療になります。

 

(1)矯正装置装着

あごをひろげる装置や矯正装置(ブラケット)などを装着します。基本的には、取り外しのできない固定装置を用います。治療中は、1カ月に1〜2回のペースで通院していただき、歯並びのチエック、装置の調整やブラッシング指導など(所要時間:30〜60分)をします。治療期間は、歯並びの状態や歯の動く早さなどによるため、個人差がありますが、約1〜2年です。

矯正装置装着

(2)保定治療・経過観察

歯がきれいに並び、よく咬めるようになったら、矯正装置を取りはずし、「リテーナー(保定装置)」を使った保定治療にはいります。リテーナーは、取り外しが出来ますが、基本的には「食事」や「歯磨き」の時以外は装着していただきます。

矯正治療終了直後の歯は、例えるならば寒天の中に歯が並んでいる状態なので、非常に不安定です。保定は、歯が元に戻ろうとするのを防ぐだけでなく、新しい噛み合わせを安定させるために、矯正治療においては大変重要な治療です。

保定期間は約1年で、この間は3〜6か月に1度の間隔で通院していただきます。

その後は、装置を使わずに経過観察を行い、6カ月〜1年に1度の間隔で通院していただきます。第二大臼歯(12歳臼歯)が生えたら、「再診断」に移行します。

2)再診断

「予防矯正」に入る前に行った「精密検査」と同様の資料を取り、再度診断し、結果報告を行います。

3)本格矯正

「予防矯正」で整えられた環境を基に、それに合ったきれいな歯並びとよい咬み合わせ、そしてバランスのとれた口元をつくることが目的です。

(1)矯正装置装着

全ての歯に矯正装置(ブラケットなど)を付け、矯正治療を開始します。

治療中は1カ月に1〜2回のペースで通院していただき、歯並びのチエック、装置の調整やブラッシング指導など(所要時間:30〜60分)を受けていただきます。治療期間は、歯並びの状態や歯の動く早さによって個人差がありますが、約1年半〜2年です。

ブラケット(クリア)
審美ブラケット
ブラケット(メタル)
金属ブラケット

(2)保定治療・経過観察

歯がきれいに並び、よく咬めるようになったら矯正装置を取りはずし、「予防矯正治療」同様、リテーナーを用いた保定治療に移行します。この間は、3〜6か月に1度の間隔で通院していただきます。患者さんの状態に応じて、徐々に装置を使う時間を減らし、最終的には装置をはずしても安定した歯並びと咬み合わせが維持できるまで、経過観察を行います。

終了

必要な保定、経過観察が終了したら、すべての矯正治療は終了です。

 

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