●初診相談(30〜60分)
患者さんの悩みや気になる点をうかがい、お口の中を拝見しながら、現在の状況、治療方法、治療開始時期、治療期間や費用などについて、簡単にご説明します。
●精密検査(約60分)
矯正治療に先立って、以下の診断用資料をとります。
1)歯並びの模型 | ![]() |
2)顔、全身の写真 | ![]() |
3)お口の中の写真 | ![]() |
4)矯正用レントゲン | ![]() |
5)その他 | |
これらのデータをもとに分析を行い、3〜4週間後に「診断結果報告」となります。
●診断結果報告(30〜60分)
診断結果と詳しい治療内容についてご説明します。
ご本人やご家族の方と十分話し合い、了承が得られてから治療を開始します。
●治療開始
治療方針に基づき治療を開始します。治療の進行状況は、コンピューターなどを利用しながらわかりやすく説明します。
1)成人矯正
(1)矯正装置装着
全ての歯に矯正装置(ブラケットなど)を付け、矯正治療を開始します。 治療中は1カ月に1〜2回のペースで通院していただき、歯並びのチエック、装置の調整やブラッシング指導など(所要時間:30〜60分)を受けていただきます。治療期間は、歯並びの状態や歯の動く早さなどによって個人差がありますが、約2年〜3年です 。
![]() 審美ブラケット |
![]() 金属ブラケット |
(2)保定治療・経過観察
歯がきれいに並び、よく咬めるようになったら、矯正装置を取りはずし、「リテーナー(保定装置)」を使った保定治療にはいります。
リテーナーは、取りはずすしができますが、基本的には「食事」や「歯磨き」の時以外は装置していただきます。矯正治療終了直後の歯は、例えるならば寒天の中に歯が並んでいる状態なので、非常に不安定です。
保定は、歯が元に戻ろうとするのを防ぐだけでなく、新しい噛み合わせを安定させるために、矯正治療においては大変重要な治療です。
保定期間は約1〜2年で、この間は3〜6か月に1度の間隔で通院していただきます。患者さんの状態に応じて、徐々に装置を使う時間を減らし、最終的には装置をはずしても安定した歯並びと咬み合わせが維持できるまで、経過観察を行います。
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●終了
必要な保定、経過観察が終了したら、すべての矯正治療は終了です。