治療中に気をつけたいあんなこと、こんなこと。

治療中に気をつけたいこと | 治療中の歯みがきについて フッ素について

治療中に気をつけたいこと

●痛みについて

痛み

始めて矯正装置をつけた時、個人差はありますが、数日歯が浮くようなにぶい痛みが出ることがあります。

これは骨の中で歯の根を包んでいる膜(歯根膜)の血行が一時的に悪くなるためです。正常な生理的反応ですので、心配ありません。歯を咬み合わせた時などに痛みを感じやすいようです。2、3日がピークで、通常1週間程度でその違和感にも慣れてきます。

痛みを和らげる方法として、塩湯でぶくぶくうがいをしたり、指や歯ブラシで歯ぐきのマッサージを行うと、血液の循環が良くなりますので効果的です。それでも、痛みが続くようであれば、市販の鎮痛剤を使用するのも一つの方法です。

また、なかには、装置がお口の粘膜に当たって口内炎ができる方がいますので、塗り薬や、粘膜を保護するワックスをお渡ししています。矯正治療をスムーズに進めて行くために、それらについても柔軟に対応していただくことも大切なことです

●歯みがきなどの衛生面での気配り

歯磨き

歯みがきを怠って歯垢がたまれば虫歯になるのは、矯正治療開始前でも治療中も同じことです。ただし、矯正治療開始中は、お口の中に複雑な矯正装置が入りますので、食べカスが矯正装置周辺にたまりやすくなり、ブラッシングし難い部分も出てくるため、虫歯になりやすい環境になるのは事実です。

当クリニックでは、患者さんに適した清掃用具を選択し、定期的なブラッシング指導と専門的ケアを行い、虫歯や歯周病にならない環境を長期に維持できるよう、取り組んでいます。

しかし、日々のケアこそが矯正治療成功の鍵を握りますので、患者さんのご理解や協力度が大きく反映してきます。詳しくは「矯正治療中の歯みがき」をご覧下さい。

実際に装置が外れた後は、装置がなくなるだけではなく、デコボコがとれたきれいな歯並びになっているのですから、それだけで数段歯みがきがしやすくなります。

さらに、矯正治療中に習慣づけされた正しいブラッシング法をずっと続けていただくことが、虫歯や歯周病の予防につながることはいうまでもありません。

8020運動は、「80歳で20本の歯を残そう」という運動ですが、厚生労働省の調査によると、60歳から64歳では20本、80歳から84歳になると平均7本しか歯が残っていないのが現実です。

矯正治療は、歯を抜くこともありますが、歯みがきのしやすい環境を早期に整え歯みがきの大切さを知っていただき、治療後も長期にメンテナンスを行うことで、より多くの歯を長く保とうという歯科医療全体としての目的にも合致した治療であると思います。

●バランスのとれた食事と摂取方法

歯磨き

基本的には、何を食べても構いませんが、虫歯やトラブルから歯を守るためには、食べ方に注意したり、できるなら控えた方がいい物があります。

  1. 固いものは前歯で噛み切らず、小さくちぎって奥歯で食べて下さい。
  2. 粘着性のある物は、できるだけ控えて下さい。

また、積極的にとってもらいたいものは、昆布やひじきなどのミネラル類・カルシウムを増強するビタミン類・豆腐やしらす干しなどの良質なタンパク質、そして食物繊維です。

ハンバーガーやインスタントラーメン、スナック菓子などは、虫歯予防にも深く関係してきますので、控え目にして下さい。

●スポーツや楽器

スポーツ

特に制限はありませんが、ラグビーや柔道・空手・ボクシングなどのぶつかり合うスポーツは、お口の中を傷つける可能性があるので注意が必要です。

楽器

また、矯正治療を始めても楽器が演奏できないということはありませんが、使用する装置や演奏する楽器の種類によっては、少し音が出しづらくなることがあります。ご心配の方はご相談ください。

 

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